ゆるっとLIFE

ゆるく日々思ったことを徒然なるままに。プログラミング、インターネット、通信など、IT/ICTなお話がメインかも。

地方中小零細企業のお金回りと非効率で終わってる

はろー。今回はiPadからの入力でお送りしますよ。(どうでもよい情報)

 

とある、

「12年勤務して手取り14万円」「日本終わってますよね?」

といった最近の話題に近いものがある。

 

正直、そんな会社じゃなくても、他にあるだろ、とは思うので、それはそれで納得。

しかし、実際地方中小零細企業相手にしていると(全てではないが)、

「あっ(察し」というレベルで、

金が回らないし動きが遅いので、終わってるなーと感じることはありますね。

 

そりゃ従業員に賃金も払えませんわ。

 

転職して、地方零細企業で働き始めたはいいものの、

やはり問題が出ないわけもなく。というか問題だらけ。ストレス。

 

一番の驚きは、各社、お金が無さすぎるということ。

どれだけ自分を安売りして仕事してんだ。。

そして、組織戦ではなく、ほぼ個人対個人に近いところがあるので、

悪い意味で感情面が表に出やすい(論理的でない)。

 

こちらも従業員を抱える身。

自分も食っていかないといけない。

会社も、存続していかなきゃいけない。

 

しかし、相手がお金なければ、こちらも商売にならない。

 

それが一社で済めば良いが、あちこち、お金が無い。

 

どうお金が無いのかというと、

例えば、「システム化、1ヶ月で60万円かかります。」といった場合、

高くてお金出せないというので、お話にならないのである。

 

システム化作業員としてとある従業員の給料と会社の儲けも考えると、

1時間あたり少なくとも4,000円以上の費用を頂かないといけないとする。

そうしたときに、1ヶ月(20営業日)だと、

4,000円/時 * 8時間/日 * 20営業日/月 = 640,000円/月

時間だけでみると、これだけ必要なのである。

もちろん、難易度高いシステム化だと、技術料が上乗せされ、

ヤバイ顧客の場合は、さらに保険(危険度係数)としていくらか盛る事になってくるだろう。

 

その金額が出せないとなると、もうシステム屋としては何も作れない。

他の手としては、無料のツールいっぱいあるじゃん、それ使えよ。って話だろう。

Excelすら、上手に使えてないのに自動化したって、お金ないのに、、順番逆じゃないか。

開発じゃなくコンサルする?

 

都市部になると、多少お金も入ってくるのだろう。

大きめの企業との取引も出てくるでしょう。

 

いかんせん地方は、今の状態はつまらない。

どーでも良いつまらないただの世間話で時間が潰れる、

ビジネスの話は進まない、

すぐ電話してくるのに、こちらからかけても折り返しすら来ない、

メールの返信来ないわ、メールの回答をわざわざ電話でよこす、

ほんと非効率極まりないのである。

 

ぶっちゃけ、システム化に金出す前に、

そういう無駄をとりのぞいたほうが、費用対効果はデカイだろう。

 

そんなことしてるから、賃金も上がらないし、

日本終わってるとか言われるんだと思う。

 

地方のすべての企業がそうだとはいわないが、

会社の数で考えると圧倒的に分母が大きいので、

1社が頑張ったところで、全体にはあまり影響はなく、何もかわらないのです。

 

感じたのは、

ビジネスじゃなくて、

地域コミュニティの中で、

仲良く井戸端会議しながら、物々交換したりして、

ご近所づきあいという、

昭和を抜け出せてない人がいるんだなぁということ。

 

自分ところの会社も、

そんなところ相手にしてるから終わってると言えば終わってますね。

早く抜け出さないと。心の健康上も良くない。

 

そうやって、システム屋は地方から抜け出しますよ。儲からないし。

地方企業のIT化はさらに遅れていくのでしょう。

 

何かあった時、知識が無さすぎてうまく伝えることもできない。

「とにかく動かない」「わからんから来て」「困る」とか、

行ってみたら簡単な事だったり、リモートでできたり、

正直、1つずつ順番に整理して伝えてくれればまだ良いものを、

あれもこれもわわわーーっと電話で話されても、こっちもわからんわ!w

 

教育という面から、Excelの使い方とか、なんかそんな講習?的な何か、

教える場所を作って、勉強に来てもらう、

または、出張で教えに行く、ってのもありかな、と思ったけど、

そういう人たちほど、

やる気なくて来ないか、高いと言って来ないものだよなぁと。

 

 

これはね、政府がじゃなくて、各経営者自身が、

もっとITとか効率化とはとか、しっかり「考えて」いかないといけないと思うよ。

自分たちで安い仕事してるんだから、

そこを抜け出さないと、共倒れしかないよ。

 

という忠告的なお話。